〈殺し屋〉綺羅
荒野独り唄う舞姫
-A girl sings a hymn of praise
at a west end-
上
中
下
夏は終わり、秋が近付いてきた。
俺と綺羅は、荒れた荒野を歩き続けていた。
出会ったヴィルテン族という放浪民族。
長く明るい枯れ草色の髪に、
青を帯びた黒の瞳を
それはヴィルテン神話に出てくる神の名で、
少女はヴィルテン族の舞姫だった。
しかし、ティルナが神に聴いた“予言”とは……。
上 原稿用紙13.7枚相当 文庫9.2ページ相当
中 原稿用紙12.3枚相当 文庫9.2ページ相当
下 原稿用紙15.2枚相当 文庫11.1ページ相当
全 原稿用紙41.2枚相当 文庫29.5ページ相当