〈殺し屋〉綺羅  Character Ability Story History Top

M e n u

桜花舞う道の二人
隠された夏の砂漠
透き通る大洋の船
荒野独り唄う舞姫
永久の悲しき祈り
孤独な漆黒の双眸
海上の虹色蜃気楼
白亜の町の秋の風
彷徨う亡霊の峡谷
香る桃の蕾の綻び
白い光の殺戮者達
黒い闇の殺戮者達

〈殺し屋〉綺羅
荒野独り唄う舞姫
-A girl sings a hymn of praise
at a west end-

夏は終わり、秋が近付いてきた。
俺と綺羅は、荒れた荒野を歩き続けていた。
出会ったヴィルテン族という放浪民族。
長く明るい枯れ草色の髪に、
青を帯びた黒の瞳を(たずさ)えた少女・ティルナ。
それはヴィルテン神話に出てくる神の名で、
少女はヴィルテン族の舞姫だった。
しかし、ティルナが神に聴いた“予言”とは……。

上 原稿用紙13.7枚相当 文庫9.2ページ相当
中 原稿用紙12.3枚相当 文庫9.2ページ相当
下 原稿用紙15.2枚相当 文庫11.1ページ相当

全 原稿用紙41.2枚相当 文庫29.5ページ相当