alba-創の館_Lyric

嘘の玩具

手に取った剣は偽物で
それでも私は剣を掲げた
私の嘘を断ち切ろうと
願って私は剣を掲げた

見た目は水晶でも本当はガラス
もろく崩れてゆく心の欠片が
胸に突き刺さって抜けない

木々が大地に根を巡らせた
昔に水は枯れ果てたのに
そのしぶとさが私の誇り
たとえこの手が血に濡れたって
もう止まれない ただ前に進んだ



引き金に指をかけて的を定める
銃を握った手が小刻みに震え
前が霞んだまま見えない

痛みも夢も喜びさえも
悲しい雨が流し去ったの
ただ流される無意味な涙
ぬぐうことなく地にしたたらせ
もう聞こえない 誰かの嘆きなど

叶えたいことがあると

身を守るのだと盾を構える
まるで遊んでいるかのように
その微笑みが遊戯の証
狂ったように刃を振るう
もう戻れない これは嘘という玩具

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